Blog | 2026年6月19日

freee統合ワールド2026レポート|経理を「自分でやる」から「任せる」時代へ。川崎の小さな会社にこそ関係がある話

レジ締め、売上入力、シフト計算──「店を閉めたあとの仕事」を、これからは仕組みに任せられる。freee統合ワールド2026で見えた変化を、人手の足りない川崎の小さな会社の目線でかみ砕きます。

freee統合ワールド2026レポート|経理を「自分でやる」から「任せる」時代へ。川崎の小さな会社にこそ関係がある話

夜の十時、シャッターを下ろしたあとのレジ締め。今日の売上を入力し、領収書を仕分け、来月のシフトと給与を電卓で叩く――。川崎で小さなお店を営む方なら、この「閉店後のもうひと仕事」に心当たりがあるはずです。

先日、東京・新宿で開かれた「freee統合ワールド2026」に参加してきました。行く前は「新機能のお披露目会だろう」と高をくくっていたのですが、聞き終えて思ったのは、まさにこの“閉店後のもうひと仕事”を軽くしてくれる話だ、ということでした。だからこそ、川崎の事業者さん向けにかみ砕いてお伝えします。

キーワードは「自分でやる」から「やってもらう」へ

今年のテーマは「スモールビジネスを世界の主役に」。会場で何度も繰り返されたのが、次の対比でした。

Done by You(自分でやる)から、Done for You(やっておいてくれる)へ。

これまでの会計ソフトは、便利になったとはいえ「入力するのは自分」でした。レシートを打ち込み、数字を突き合わせ、最後にボタンを押すのは人間の仕事。そこが変わろうとしている、というのが今回いちばんの肝です。ソフトを“がんばって使いこなす”時代から、面倒なところは“任せて見守る”時代へ。風向きが変わりはじめています。

freeeが見せた「任せ方」の3つの段階

では具体的に、どう任せるのか。会場では大きく3つの形が示されました。私なりに「手のかからなさ」の順で並べ直すと、こうなります。

段階1|頼むだけで動く(freee AIアシスタント)

いちばん手軽で、いちばん身近に感じたのがこれです。「先月の売上をまとめて」「この経費、内容を確認して」と、普段の言葉で頼むだけ。専門知識がなくても、現場の担当者が十分ほどで“自社用の相棒”を仕立てられるそうです。明日からでも触れる入口、というイメージです。

段階2|業種に合わせて仕立てる(freee カスタムオーダー)

7月から始まる、業界ごとの込み入った業務に専用アプリを作れるサービスです。デモでは、介護の現場で「通知書の確認作業」を丸ごと自動化した例が紹介されていました。「うちは特殊だから無理」とあきらめていた作業ほど、実は相談する価値がある――そう受け取りました。

段階3|自分たちで組み上げる(freee-mcp)

プログラムが書ける人向けに、freeeのデータを使って独自の自動化を組み立てられる仕組みです。「請求が確定したら別の管理表にも自動で記録」といった、自社だけの流れを作れる。すぐに全員が使うものではありませんが、“ここまでできる”という天井が一気に上がった印象でした。

「任せて大丈夫?」に答える4つの条件

とはいえ、お金まわりを任せるのは不安なもの。freeeはその不安に対して、4つの裏づけを示していました。表にまとめます。

不安に対する答えかみ砕くと
余計なコストがかからない会計・請求・人事のデータが一つにつながり、ムダな手間なく回るので費用を抑えられる
使うほど自社に馴染む業務のクセを覚えていき、まるで長年いるベテラン経理のように振る舞ってくれる
勝手なことはしない動くのは「許可した範囲」だけ。やったことは全部ログに残り、後から追える
提案で終わらず仕上げるアドバイスだけでなく、月次の締めや給与計算の確定という“最後の処理”まで実行する

個人的にいちばん大きいと感じたのは、最後の「仕上げる」です。これまでのAIは「こうしてはどうですか」と提案するところで止まりがちでした。そこから一歩進んで、面倒な締め作業そのものを引き受ける方向に動いている。ここが、ただの便利機能との分かれ目だと思います。

川崎の現場に当てはめてみる

「大企業の話でしょ」と思われるかもしれません。でも、これはむしろ逆です。人手が足りず、社長さん自身が現場とレジと事務を一人三役でこなしている――そんな小さな会社ほど、任せて浮いた時間がそのまま本業に戻ってくる。効き目が大きいのです。

会場で紹介された事例も、決して特別な大企業ばかりではありませんでした。創業百年を超える卸の会社が長年の手入力をやめた話、介護施設が毎日の確認作業をアプリに置き換えた話。地に足のついた例ばかりです。

これを川崎のよくある業種に置き換えると、こんなイメージになります。

  • 飲食店:閉店後のメニュー更新・売上入力・仕入れ整理・シフトと給与計算を、一つずつ手放していく
  • 個人事業主:請求書づくりと入金確認に取られていた時間を、まるごと本業の時間に戻す
  • 小売・サービス業:日々の数字が自動で整い、「今月どうだったか」を締めを待たずに把握できる

士業・会計事務所の方へ──「減る」ではなく「移る」

こう書くと、税理士さんや会計事務所の方は身構えるかもしれません。「入力と確認の仕事が消えるのでは」と。

私の見方は少し違います。仕事が“減る”のではなく、重心が“移る”。数字を入力して確認する作業から、数字を読み解いて経営の相談に乗る役割へ。むしろ人にしかできない部分の価値が上がる流れです。freee自身も「AXパートナー」という枠組みで、会計事務所やコンサルタントと組む体制づくりを始めていました。自動化は専門家の敵ではなく、相談に集中する時間を生む味方になり得ます。

まず何を手放す? かわさき楽AIサポート流・最初の一歩

便利なのはわかった。でも「うちの場合は何から?」――ここが、いちばんつまずきやすいところです。私たちがお手伝いするときは、いつもこの順番でご一緒します。

  1. いちばん憂うつな作業を一つ書き出す。全部を一度に変えようとしないのがコツです
  2. その作業を「任せられる形」に分解する。難しい用語は普段の言葉に翻訳します
  3. 小さく試して、合うか確かめる。合わなければ別の作業から、で構いません
  4. うまくいったら隣の作業へ広げる。一つ手放せると、次は驚くほど早く進みます

大切なのは、最初から完璧を目指さないこと。いちばん負担の重い作業を、たった一つ手放す。そこさえ越えれば、あとは流れに乗っていけます。

「がんばって使う」から「安心して任せる」へ

今回いちばんお伝えしたいのは、これに尽きます。経理やバックオフィスは、歯を食いしばって“使いこなす”ものから、仕組みに“安心して任せる”ものへ。そしてこの変化は、人手の潤沢な大企業よりも、人が足りない小さな会社にこそ早く効いてきます。

ただ、一人で飛び込む必要はありません。隣に「それで合っていますよ」と言ってくれる相手がいれば、不安はぐっと小さくなります。「自分のお店だと、何から任せられるんだろう」と気になった方は、ぜひ一度お話を聞かせてください。初回相談は無料、川崎市内なら訪問でも伺います。料金は成果報酬が基本なので、「まず試したい」という方でも安心です。

よくある質問(FAQ)

Q. freeeをまだ使っていなくても相談できますか?

A. もちろんです。「そもそも何から手をつければいいか」を整理するところから一緒に始めます。ツールありきではなく、御社のいちばんの困りごとから逆算してご提案します。

Q. パソコンが苦手でも大丈夫でしょうか?

A. 大丈夫です。難しい言葉は普段の言葉に翻訳しながら、最初の設定や使い方を隣でお手伝いします。「自分でやり切る」のではなく「一緒に進める」スタイルです。

Q. いきなり全部を自動化しないといけませんか?

A. いいえ。おすすめはいつも“一つだけ”からです。いちばん負担の重い作業を手放して効果を実感してから、少しずつ広げていけば十分です。

Q. どのくらいの規模の会社が対象ですか?

A. 従業員1名の個人事業主から、数名〜数十名規模の会社まで対応しています。飲食店、小売、士業、介護など業種も問いません。川崎市高津区を拠点に、溝の口・武蔵新城・二子新地エリアを中心に伺います。

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