活用事例 / 川崎市
川崎市多摩区の天ぷら店が自社サイトと自作ネット予約で予約導線を内製化した事例
神奈川県川崎市多摩区、小田急線の読売ランド前駅から徒歩1分の天ぷら専門店「天ぷらと鎌倉野菜 みやび」様。鎌倉野菜と旬の魚介を軽やかに揚げる、カウンターのあるお店です。集客をグルメサイトに頼っていた状態から、公式サイトとネット予約を自前で持つところまでを、段階的にお手伝いしました。
神奈川県川崎市多摩区、小田急線の読売ランド前駅から徒歩1分の天ぷら専門店「天ぷらと鎌倉野菜 みやび」様。鎌倉野菜と旬の魚介を軽やかに揚げる、カウンターのあるお店です。集客をグルメサイトに頼っていた状態から、公式サイトとネット予約を自前で持つところまでを、段階的にお手伝いしました。
こんな状況でした
集客の中心はグルメサイトへの掲載でした。載せておけば見てもらえる一方で、掲載料は毎月かかり続けます。「この費用に見合っているのか」を確かめたくても、比べる相手がない状態でした。自店の公式サイトがなく、検索から直接お店へたどり着く道がなかったためです。
さらに、掲載をやめれば集客の入口はまるごと消えます。グルメサイトのページが検索で上位に出るのは、そのサイト自体が積み上げた評価によるもので、その評価をお店の公式サイトへ引き継ぐことはできません。つまり「やめる・続ける」を判断するには、先に自分の足場が必要でした。
あわせて、予約は電話のみ。営業時間外や、揚げ場で手が離せない時間帯の予約機会を取りこぼしている可能性がありました。
やったこと
いきなり掲載をやめるのではなく、順番を決めて進めました。まず公式サイトを立ち上げ、メニュー、アクセス、よくあるご質問を検索エンジンが理解できる形で掲載し、Googleビジネスプロフィールと店名・住所・電話番号・営業時間の表記を揃えました。同時に、検索でどう見られているかを毎月レポートでお渡しし、数字を見ながら判断できる状態を作りました。
次に、ネット予約の仕組みをGoogleスプレッドシートとGoogle Apps Scriptで自作しました。月額のかかる予約サービスを入れる前に、このお店に本当に必要な機能だけを形にする方針です。設計で重視したのは、予約の取り違えを起こさないことでした。
ネット予約に出す席は、4名卓と2名卓だけに絞り、カウンター席は在庫に入れていません。当日ふらりと来られたお客様のために空けておくためです。人数によって扱いも分け、4名様まではその場で確定、5名様以上は席の組み合わせが必要なため、いったんリクエストとして承り、店長が席を割り当ててから確定のご連絡を差し上げます。ネット予約は来店の2時間前で締め切り、それ以降は電話でお受けします。
通知については、店長から「当日の予約が入ったら店の電話を自動音声で鳴らしてほしい」というご要望をいただきました。技術的には可能でしたが、営業中に店の電話が鳴ればお客様からの電話と区別できず、接客が止まってしまいます。そこで、予約が入ったときの即時メールと、毎朝10時にその日の予約一覧をお送りする形で運用を始め、実際の頻度を見てから追加を検討することにしました。
メニューは印刷物とホームページが同時に新しくなる
みやび様には、公式サイトより先に、メニュー表を自分で作って印刷できる弊社サービス「MenuPrint(メニュープリント)」をお使いいただいていました。スマホからメニュー名と価格を打ち替え、コンビニのコピー機でA4に印刷できる仕組みです。季節の食材や日替わりが多いお店ほど、外注に出さずその場で直せることが効きます。
公式サイトのメニューは、このMenuPrintのデータをそのまま読んでいます。店内でお配りするメニュー表を新しくすると、ホームページのメニューも新しくなります。二か所を別々に直す必要がありません。飲食店のホームページでいちばん古くなりやすいのがメニューと価格ですから、ここが自動で追いつく形になっているかどうかは、長く運用するうえで大きな差になります。
成果
Google検索での平均掲載順位は4.6位で、検索結果の1ページ目の上のほうに表示される状態になりました。検索の約6割はお店の名前での検索で、すでにお店を知っている方がメニューや場所を確かめに来ています。新しいお客様の入口になっているのは「読売ランド前 天ぷら」「向ヶ丘遊園 天ぷら」「登戸 天ぷら」といった駅名との組み合わせで、いずれも3〜5位に表示されています。
ページを開いてすぐ離れてしまう方の割合も、60.7%から47.8%へ改善しました。半数以上の方が中身を読んでくださっている状態です。
そして、営業時間外でもネットから予約を受けられるようになりました。仕組みの月額費用はかかりません。予約台帳は普通のGoogleスプレッドシートなので、お店の方がいつでも中身を確認できます。
途中で起きた問題と、その手当て
運用のなかで事故もありました。お店側でメニューの価格を改定したのに、その変更が公式サイトに約3か月反映されないままになっていたのです。参照していたデータの置き場所がずれていたことが原因でした。
現在は、サイトを更新するたびにお店側の最新メニューを自動で取得する形へ作り替え、再発しないようにしています。古い情報が載ったままのサイトは、無いよりも信用を損ねます。作って納品して終わりにせず、更新が続く仕組みまで含めて用意することが必要だと、あらためて確認した出来事でした。
応用のヒント
グルメサイトや予約サービスをやめるべきかどうかは、数字を見ないと決められません。そして数字を見るには、公式サイトとGoogleビジネスプロフィールという自分の足場が先に必要です。足場を作ってから、依存を少しずつ減らしていく順番が安全です。
予約の仕組みを持つときは、機能の多さで選ぶ前に、自分のお店に必要な条件を書き出してみてください。営業時間外でも受けられること、予約が重ならないこと、今日の予約が朝いちばんに分かること。この3つで足りるお店なら、月額をかけずに用意できる場合があります。逆に、大人数の宴会が中心のお店や、複数店舗をまとめて管理したいお店は、有料のサービスを使うほうが安全です。
かわさき楽AIサポートでは、高価なツールの導入をおすすめすることはしません。いまお店がどう見られているかを一緒に確認し、必要な機能だけを、続けられる形で用意するところまで伴走します。
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