【2025年末速報】国が1兆円規模でAI導入を後押し──でも「AI補助金」より先にやるべき3つのこと
- かわさき楽AIサポート

- 2025年12月29日
- 読了時間: 4分
2026年は「日本企業のAI元年」になるか?
2025年12月、師走の喧騒の中で飛び込んできたビッグニュース。政府は、中小企業の生産性向上を目的としたAI導入支援に、なんと「1兆円規模」の予算を投じる方針を固めました。
これまでもIT導入補助金などはありましたが、桁が違います。これは国としての本気度、そして「今、変わらなければ間に合わない」という強い危機感の表れでしょう。
多くの経営者や担当者の方が、「よし、うちも補助金を使ってAIを導入しよう!」「どんなツールが対象になるんだ?」と色めき立っているかもしれません。
しかし、少し待ってください。
このまたとないチャンスを活かすために、補助金の申請書を書く前に、絶対にやっておくべき「3つの準備」があります。これを飛ばすと、せっかくの補助金が「高機能な無駄遣い」に終わってしまう危険性があるのです。
なぜ「いきなりAI補助金」は危険なのか?
「補助金は『燃料』であって『エンジン』ではありません」
これは、私たちが常々お伝えしていることです。もし、あなたの会社に「AIで何を解決するか」という明確な目的(エンジン)がなければ、いくら高価な燃料(補助金)を注いでも、車は前に進みません。
過去のIT化の波でも見られた光景ですが、「補助金が出るから」という理由だけで導入された高機能なシステムが、結局現場で使いこなせず、数年後には埃をかぶっている……。AI導入で同じ轍を踏んではいけません。
1兆円の追い風を真の力に変えるために、今すぐ始めるべき3つのことを解説します。
【準備1】「AIで何をするか」ではなく「今の課題は何か」を言語化する
AI導入で最も多い失敗は、「手段の目的化」です。「流行りの生成AIを使って何かできないか?」からスタートすると、大抵うまくいきません。
補助金申請の前にやるべきは、AIツールのカタログを見ることではなく、自社の業務フローを見つめ直すことです。
「毎日、同じようなメールの返信に1時間かかっている」
「手書きの請求書をExcelに入力する作業が、月末の残業の原因だ」
「ベテラン社員の頭の中にしかないノウハウがあり、継承が進まない」
こうした、現場の「痛み」や「ボトルネック」を具体的にリストアップしてください。「AIがなくても解決したい、切実な課題」を見つけること。それが、AI導入を成功させる最強のエンジンになります。
✅ 今すぐできるアクション: 各部署のマネージャーに「あなたの部署で一番時間がかかっている『単純作業』は何ですか?」とヒアリングしてみましょう。
【準備2】AIが「食べられる」状態にデータを整備する(脱・紙とFAX)
AIは非常に賢いですが、データがなければ何もできません。そして、現在のAIの多くは「紙に手書きされた文字」や「画像データ化されただけのPDF」を正確に読み取ることが(まだ完全には)苦手です。
もし、あなたの会社の重要な情報が、
紙のノートやバインダーに綴じられている
FAXでやり取りされている
担当者のパソコンのデスクトップに散乱している
という状態であれば、どんなに高価なAIを導入しても機能しません。AIがデータを学習・分析できるように、情報をデジタル化し、整理整頓しておく必要があります。
✅ 今すぐできるアクション: まず、社内の重要書類のうち「何が紙で、何がデジタルか」の棚卸しをしましょう。そして、可能なものから「脱・紙」「脱・FAX」を進めてください。これがAI導入の地ならしになります。
【準備3】社員の「AIアレルギー」を取り除く(マインドセットの醸成)
最後の準備は「人」です。 経営層がトップダウンでAI導入を決めても、現場の社員が「AIに仕事を奪われるのではないか」「難しくて使いこなせない」と拒否反応を示せば、導入は失敗します。
補助金で高価なツールを入れる前に、まずは無料や安価な生成AIツール(ChatGPTやGemini、Claudeなど)を、業務の補助として社員に触ってもらう機会を作りましょう。
「挨拶文の案をAIに作らせたら、意外と使えた」
「Excelの関数をAIに聞いたら、一瞬で教えてくれた」
こうした小さな成功体験を積み重ねることで、「AIは敵ではなく、優秀なアシスタントだ」というマインドセットを醸成することが重要です。現場がAIを歓迎する空気を作っておくことこそが、最高の導入準備です。
✅ 今すぐできるアクション: 社内の有志で「生成AIを触ってみるランチ会」などを開催し、業務に関係ない話題でも良いので、AIとの対話に慣れる場を設けましょう。
まとめ:2026年の飛躍に向けて
1兆円規模の支援は、日本企業にとって間違いなく大きなチャンスです。
しかし、そのチャンスを掴めるのは、補助金が発表されるのをただ待っていた企業ではありません。「課題の言語化」「データの整備」「人のマインドセット」という、地味ながらも本質的な準備を、今から進めていた企業だけです。
2026年、あなたの会社がAIやAI補助金の力を借りて大きく飛躍するために。 まずは今日、現場の課題を一つ、見つけるところから始めてみませんか?





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