Blog | 2026年8月13日

「監視されてるみたいで嫌だ」と言われた方へ|カメラも新しい機械も買わずに、離れて暮らす親を見守る方法

離れて暮らす親のこと、ふとした瞬間に心配になりますよね。「今日ちゃんと起きているかな」「薬、飲んだかな」。かといって毎日電話をかけるのは、お互いに気詰まりです。思い切って見守りカメラを提案してみたら「監視されてるみたいで嫌だ」と断られてしまった——川崎で活動している私たちも、そんなお話をよく伺います。今回は、カメラも新しい機械も買わずに、親御さんがすでに持っているスマホだけで見守りを実現する方法をご紹介します。

「監視されてるみたいで嫌だ」と言われた方へ|カメラも新しい機械も買わずに、離れて暮らす親を見守る方法

いつもの動作が、そのまま「元気の合図」になる

スマホには、「充電ケーブルが抜かれたら○○する」といった自動動作を仕込める標準機能があります(iPhoneなら「ショートカット」という名前の機能です)。特別な機械やアプリを買い足す必要はありません。これを使って、次の4つの合図を仕込みます。

  • 起床の合図:朝、スマホを充電器から外すと、ご家族に「起きたみたい(7:42)」とメールが届きます。
  • 服薬の記録:薬箱に貼った小さなシール(NFCタグといいます。1枚50円ほどです)にスマホをかざすと服薬が記録され、「今日で12日連続です」と読み上げてくれます。
  • 出入りの合図:外出・帰宅のタイミングで、「外出したみたい」「帰宅しました」とご家族にメールが届きます。
  • 朝の確認:朝10時までにスマホに動きがなければ、「今朝はまだ動きがありません」と、ご家族に確認のお願いが届きます。

親御さん側がやることは、いつも通りに暮らすことだけです。朝起きて充電器からスマホを外す。薬を飲むときにシールへかざす。それだけで、離れて暮らすご家族に「今日も元気」が毎日伝わります。

カメラなし、マイクなし、居場所の追跡なし

この仕組みには、カメラもマイクもありません。GPSで居場所を追いかけることもしません。外出・帰宅の判定はすべて親御さんのスマホの中で行われ、外に送られるのは「出た」「帰った」という事実と時刻だけ。居場所そのものは、どこにも送信されません。

見守りでいちばん大切なのは、親御さんの尊厳だと考えています。「見張られている」のではなく、いつもの暮らしがそのまま家族への合図になっている。この形なら、カメラを嫌がった方にも受け入れていただきやすいはずです。

「褒めてくれる薬箱」が意外と好評でした

薬箱のシールは、かざすと「連続◯日」と褒めてくれます。テスト中、これが意外と好評で、ご本人が自分からかざしに行くようになりました。見守られる側にとって、監視ではなくちょっとした楽しみになる。ここがこの仕組みの、いちばん気に入っている部分です。

この仕組みを組み立てたときの経緯は、活用事例のページでもくわしくご紹介しています。

設定は、こちらで全部やります

「自動動作」も「NFCタグ」も、聞き慣れない言葉だと思います。ご安心ください。設定はこちらでお伺いして、すべて済ませます。ご自宅に訪問し、親御さんのスマホの設定、薬箱へのシールの設置、実際に動くかどうかの確認、そしてご家族への使い方のご説明まで。終わったあとに親御さんがやることは、「いつも通りに暮らす」だけです。

料金のこと

この見守りの仕組みを、月額980円(税込)でご提供する準備をしています。サーバー代も利用料も込みの金額です。

「安すぎませんか」と思われるかもしれません。種明かしをすると、この仕組みは高価な専用機器を使わず、必要最小限の仕組みを組み合わせて作っているため、毎月の維持費がとても小さいのです。浮いた分は価格に反映する。無料ツール中心でやってきた私たちの方針そのままです。

初期設定については、ご自宅の環境や台数によって内容が変わるため、事前にお見積りを提示するかたちにしています。提示額を超える請求はいたしません。

正直な注意点

いいことばかり書いても仕方がないので、向いていない場合も書いておきます。

緊急通報装置ではありません。急な体調悪化への対応などは、自治体の緊急通報システムや警備会社のサービスをご検討ください。この仕組みは、あくまで日々の様子をゆるやかに知るためのものです。

すでに市販の見守りサービスで満足されている方は、そのままで十分だと思います。この仕組みが向いているのは、「カメラは嫌がられてしまった」「月々の負担はできるだけ小さくしたい」「うちの事情に合わせて調整したい」という方です。

「うちの店でも、こういうのできますか」

この仕組みの正体は、「毎日の決まった動作を、自動で記録と連絡に変える」ことです。そう考えると、見守りだけの話ではありません。毎日発生して、作業中は手が塞がっていて、記録がたまると価値になる——そんな仕事に、そのまま応用できます。

  • 工務店・リフォーム業:現場で撮った写真から、作業日報を自動でまとめる
  • 建設・解体・電気工事:シールにかざすだけで、現場の入場・退場を自動記録
  • 設備メンテナンス・ビル管理:点検箇所を回った順番と時刻が記録に残る
  • 清掃業:作業前後の写真から報告書を生成
  • 飲食店:冷蔵庫の温度と在庫の撮影から、衛生記録と発注メモ
  • 美容室・整体院・サロン:施術後に話すだけでカルテを作成
  • 介護事業所・訪問介護:訪問記録と連絡の自動化
  • 保育園・学童・塾:お子さんの到着通知を自動送信
  • 士業・営業職:訪問の記録を音声から作成、営業日報を自動生成

共通しているのは、毎日発生するのに後回しになりがちな記録を、いつもの動作のついでに済ませてしまうことです。「うちの場合はどうなりますか」というご相談も歓迎です。

この記事の方法を「自分でもやってみたいけれど、最初だけ教えてほしい」という方も、お気軽にどうぞ。初回相談は無料、川崎市全域・近隣へ訪問できます(オンラインも可)。料金は事前提示・提示額を超える請求はありません。

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