Blog | 2026年10月30日

無料のホームページ診断、何が分かる? ホリエのサイバーポリス・php-tenken・当社の無料チェックを店主さん向けに比べました

「ドメインを入れるだけで無料診断」が、この10月に一気に増えました。どれも悪いものではありません。ただ、分かることと分からないこと、結果がいつ届くか、そのあと何を勧められるかは違います。選ぶ前に知っておきたい違いを、店主さん向けにまとめます。

無料のホームページ診断、何が分かる? ホリエのサイバーポリス・php-tenken・当社の無料チェックを店主さん向けに比べました

無料診断はどれも「外から見える範囲」の確認です。サーバーの中や、修正が当たっているかまでは分かりません。違いは、結果がその場で出るか数日後か、専門用語をどこまでかみくだくか、そして診断のあとに何を勧められるか、の3点です。

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2026年10月21日にPHPの重大な問題(PHP2Shell)が公表されてから、ホームページの無料診断が相次いで公開されました。10月22日に php-tenken、10月23日に当社の無料チェック、10月27日に「ホリエのサイバーポリス」。ニュースで名前を見て、「どれを使えばいいの?」と迷っている方もいると思います。

この記事では、3つのサービスを公開されている情報の範囲で比べます。当社のサービスも入っているので、ひいき目にならないよう、事実と出典を分けて書きます。

3つの診断の概要

ホリエのサイバーポリスphp-tenken当社の無料セキュリティチェック
運営エックスモバイル株式会社(堀江貴文氏との共同企画)イエロ株式会社かわさき楽AIサポート(株式会社スマイルファクトリー)
開始2026年10月27日2026年10月22日2026年10月23日(10月30日に拡張)
入力ドメイン・氏名・連絡先URLURL
結果メールで3営業日以内その場で表示その場で表示
主な確認項目通信の暗号化、なりすましメール対策、外部公開の入口、古いソフト、情報漏えい、攻撃シナリオサーバーの応答ヘッダからPHPの版を読み、PHP2Shellの対象かを3択で判定WordPress・PHPの痕跡、放置の兆し、なりすましメール対策、暗号化、WordPressの入口の露出、似た名前のアドレス、ページ数と移行の概算
無料のあと詳細診断 55,000円(11月15日までのキャンペーン。通常110,000円)、定期診断 月額33,000円公開情報では記載なし初回無料相談。必要なら保守 月額20,000円〜(事前提示・合意のうえ)

出典:ホリエのサイバーポリスはPR TIMESのプレスリリースとサービスサイト、php-tenkenはサービスサイトの記載(いずれも2026年10月30日確認)。料金や内容は変わることがあります。

どれにも共通する「分からないこと」

3つとも、ホームページの外から見える範囲を読む仕組みです。サーバーの中に入るわけではないので、次のことは分かりません。

  • PHPやWordPressの修正が、本当に当たっているか(表示される版と実際が違うこともあります)
  • パスワードが強いか、管理画面に二段階認証があるか
  • プラグインひとつひとつの弱点
  • すでに何かが起きていないか(侵入された形跡は、中を見ないと分かりません)

ホリエのサイバーポリスのサイトにも「簡易診断は第一歩であり、すべての脅威を保証するものではない」という趣旨の記載があります。当社のチェックも「安全です」とは表示しません。無料診断の結果が「問題なし」でも、安全が確認されたわけではない。ここは3つとも同じです。

違い1:結果がいつ、どんな形で届くか

php-tenkenと当社のチェックは、URLを入れるとその場で結果が出ます。ホリエのサイバーポリスは、ドメインと氏名・連絡先を送ると、3営業日以内にメールでレポートが届く形です。

外から見える情報を読む作業自体は、機械なら数十秒で終わります。日数がかかるのは、人が目を通しているか、問い合わせの順番待ちか、どちらかでしょう。公開情報からは分かりません。「今すぐ知りたい」ならその場で出るもの、「人の手が入った報告書がほしい」なら数日待つもの、と考えると選びやすいと思います。

違い2:何を、どこまで見るか

php-tenkenは、PHP2Shellに絞った診断です。サーバーの応答に書かれたPHPの版を読み、対象の版かどうかを「何もしなくてOK」「管理者に連絡」「管理者に確認」の3つで返します。シンプルで速く、PHPの版が応答に出ているサイトなら、はっきりした答えが出ます。応答に版が出ていないサイト(多くのレンタルサーバーは出しません)では、「確認」止まりになります。

ホリエのサイバーポリスは、範囲が広い診断です。通信の暗号化、なりすましメール対策、外から見える入口、古いソフト、情報漏えいの痕跡、似た名前のドメイン。プレスリリースでは約40万件の脆弱性情報を収録したデータベースを使うと書かれています。これは公開されている脆弱性データベース(NVD、JVN)の件数とほぼ同じ規模です。

当社のチェックは、その中間です。PHP2Shellの対象になり得るか(トップだけでなく下層・問い合わせページ・サイト全体からの抜き取りまで見ます)、放置の兆し(古い版、1年以上の更新停止、フッターの年表示)、なりすましメール対策(SPF・DMARC・DKIM)、暗号化された通信(https・HSTS)、WordPressの入口の露出、似た名前のアドレス。これに加えて、ページ数と、作り直す場合の目安を出します。

違い3:専門用語をどこまでかみくだくか

どのサービスも「専門知識がなくても読める」ことを売りにしています。ここは実際に使ってみないと分からない部分です。

当社のチェックでは、見つかった事実をAI(Gemini)に渡し、「この結果が意味すること」「起こりうること」「最初の一手」の3つを、店主さん向けの言葉でその場で書かせています。AIには「安全」「危険」と言い切らせず、見つかった事実だけを使うよう指示しています。人の確認は入っていないので、判断に迷う点は無料相談で一緒に確かめる形です。

違い4:診断のあとに、何を勧められるか

ここが一番の違いかもしれません。無料診断は入口で、そのあとに何があるかで、サービスの性格が決まります。

  • ホリエのサイバーポリス:有料の詳細診断(55,000円、通常110,000円)と、定期診断(月額33,000円)。公開情報では、修正作業そのものは含まれず、有料プランで修正方法が提示される形です。
  • php-tenken:公開情報では、診断のあとの有料サービスの記載はありません。結果に「管理者に連絡」と出たら、管理者に伝える文面をコピーできる作りです。
  • 当社:初回無料の相談で、修正が当たっているかを一緒に確かめます。サーバーの契約先が分からない、作った会社と連絡が取れない、という方は、確認と手配までお手伝いします。続けて見てほしい場合は月額20,000円〜の保守。作り直しや移行を前提にした営業はしません。

どれが良い悪いではなく、「報告書がほしい」のか「直してほしい」のか「誰に聞けばいいか分からない」のかで、合うものが違います。

無料診断の使い方、3つのコツ

  1. 自分が管理しているホームページだけに使う。どのサービスも利用条件にそう書いています。取引先のサイトが気になったら、本人に教えてあげてください。
  2. 「問題なし」を「安全」と読み替えない。外から見える範囲での「見つからなかった」です。修正が当たっているかは、サーバーの契約先か、保守を頼んでいる人に確認します。
  3. 気になる点が出たら、まず1つだけ動く。全部を一度に直す必要はありません。PHP2Shellの修正確認が最優先、次になりすましメール対策(SPF・DMARC)。この2つで、起こりやすい被害の多くを防げます。

当社のチェックでできること・できないこと

できることは上に書いたとおりです。できないことも、はっきり書いておきます。

  • PHPの修正が当たっているかの判定(表示される版が確認できる場合だけ、参考として出します)
  • サーバーの中の設定、パスワード、プラグインごとの弱点の確認
  • 漏えいの有無の判定
  • 「安全です」という保証

入力したアドレスと結果は、相談の参考とサービス改善のために当社で記録し、第三者には渡しません。チェックするホームページに負荷をかけたり、中に入ったりはしません。

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本記事の他社サービスに関する記載は、各社の公開情報(2026年10月30日確認)に基づきます。内容・料金は変わることがあるため、最新は各サービスのサイトでご確認ください。当社は各社と資本・業務上の関係はありません。

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診断の結果を見て「で、どうすれば?」となったら、一緒に確かめます。

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