お悩み解決 / 飲食店

電気代が上がって利益が消える飲食店へ|“どこで増えたか”を明細12か月分から見つける方法

毎月の電気代とガス代の請求を見るたびに、ため息が出る。節電はしているつもりなのに減った実感がない。そんなときは、我慢を増やす前に“どこで増えたのか”をはっきりさせるほうが早道です。

こんな状態、ありませんか?

電気代とガス代が上がっているのは分かるが、去年より月いくら増えたのかは把握できていない。厨房の機器を止めるわけにもいかず、こまめに消灯するくらいしか手がない。節電しても請求額が下がらず、努力が報われている気がしない。

こう変わります

「去年と比べて月いくら増えたか」「そのうち単価のせいはいくらで、使用量のせいはいくらか」が数字になります。効き目の小さい我慢をやめて、いちばん効く機器や時間帯から手を付けられるようになります。

やり方(無料AI(ChatGPT / Gemini / Claude)+ 電気・ガスの検針票(明細)12か月分)

  1. 手元の電気とガスの検針票を12か月分そろえます。紙でもマイページの画面でもかまいません。各月の「請求金額」と「使用量(kWh・㎥)」の2つだけを、月ごとに書き出します(スマホで撮ってAIに読ませてもかまいません)。
  2. 無料AIに貼り付けます:「飲食店の電気とガスの明細です。月ごとの請求金額と使用量を並べました(メモを貼付)。①去年の同じ月と比べて何円増えたか、②その増加のうち“単価が上がった分”と“使用量が増えた分”がそれぞれいくらか、③使用量が特に増えている月と、そこで疑うべき原因(機器・営業時間・気温など)を、表にして教えてください。」
  3. AIが出した「使用量が増えている月」から順に、その月に何が変わったかを思い出します(新しい機器を入れた、営業時間を延ばした、冷蔵庫のドアの閉まりが悪い等)。原因が思い当たったものから、1つずつ手を打ちます。

単価そのものの見直し(契約プランや契約容量の変更、公的な支援制度の利用可否)は、必ず契約している電力・ガス会社と公式の窓口で確認してください。AIに出させるのは“自分の店で何が増えたか”の整理までにとどめると、判断を間違えません。

数字でイメージ

例えば、去年の8月の電気代が9万円、今年の8月が12万円だったとします。差額は3万円ですが、使用量を見ると去年3,000kWh・今年3,300kWhでした。1kWhあたりの単価は30円から36.4円に上がっている計算になるので、増えた3万円のうち、単価の上昇による分がおよそ2万円、使用量が300kWh増えたことによる分がおよそ1万円、という切り分けになります。この店の場合、いくら消灯を徹底しても手が届くのは1万円のほうだけで、残りの2万円は使い方では減りません。だからこそ「契約や設備の側で何ができるか」を別に考える必要がある、と判断できます。

ありがちな失敗・注意点

  • 請求金額だけを並べて「上がった/下がった」と見てしまいがちですが、それだと単価と使用量のどちらのせいか分かりません。金額と使用量は必ずセットで書き出してください。
  • 前の月と比べてしまうのもよくある失敗です。飲食店の電気・ガスは季節でまったく違うので、比べるのは必ず“去年の同じ月”です。
  • 節電のアイデアを先にAIに聞くと、一般論(こまめに消す・温度設定を見直す)ばかりが返ってきます。先に自分の明細を読ませて“増えた場所”を特定してから聞くと、答えが自分の店の話になります。

もう一歩:さらに深掘りするAIプロンプト

慣れてきたら、次のように聞くと一歩踏み込めます。

次は飲食店の電気・ガスの12か月分の明細です(金額と使用量のメモを貼付)。①前年同月比の増減を金額と使用量の両方で表にし、②増加額を「単価要因」と「使用量要因」に分解し、③使用量要因が大きい月を指摘したうえで、飲食店の厨房で考えられる原因を可能性の高い順に挙げてください。最後に、費用をかけずに今日から試せる確認項目(機器の設定・扉の状態・稼働時間の見直しなど)を、効果が大きいと考えられる順に5つ挙げてください。契約プランや支援制度については判断せず、確認先だけ示してください。

まとめ

電気代の単価は自分では下げられませんが、「どこで増えたか」は自分の明細から分かります。増えた場所が分かれば、我慢の量を増やさなくても打つ手は見つかります。

よくある質問

検針票を12か月分そろえるのが大変です。少ない月数でもできますか?

できます。まずは「今年の直近3か月」と「その去年の同じ3か月」の6枚だけでも十分に切り分けられます。夏と冬で傾向が変わるので、余裕が出てきたら12か月分に増やしていくと、季節ごとの癖まで見えるようになります。

厨房の機器は止められません。使用量は減らせないのでは?

止める話ではなく「同じ営業で無駄に動いている時間があるか」を探す話です。開店前から空調を入れている時間、閉店後も点いている看板、扉の閉まりが甘くなった冷蔵庫など、営業に影響しないところに使用量が乗っていることがあります。使用量が増えた月を先に特定すると、探す範囲を絞れます。

電気代の補助や支援があると聞きましたが、対象になりますか?

制度の有無や条件は時期と地域で変わるため、この記事では判断できません。契約している電力・ガス会社と、自治体・国の公式ページで最新の情報を確認してください。AIには「どこに確認すればよいか」「聞くときに手元に用意しておく資料は何か」を整理してもらう使い方が向いています。

※ この記事は考え方の目安をやさしくお伝えするものです。税金・経費・契約・補助金などの具体的な判断や最新の情報は、税理士などの専門家や公的な窓口でご確認ください。AIの計算結果も、最後はご自身の数字でお確かめください。

あわせて読みたい

実際の事例

同じ業種で、無料ツールを使って実際に成果を出した事例があります。あわせてご覧ください。
川崎の個人飲食店オーナーがAIで小さな不便を解決し顧客満足度向上 →

関連リンク

無料プレゼント

AI活用事例集(38事例・全42ページ)を無料で

この記事のような「いまの困りごと」を無料・低コストのAIで解決した事例を、手順つきで1冊にまとめました。まず読むだけでOKです。

事例集を無料でダウンロード →

First Step

「自分でもやってみたいけど、最初だけ教えてほしい」という方へ。

川崎の中小企業・お店・ご家庭を、無料ツール中心でいっしょに整理します。オンライン相談OK・初回相談は無料。無理な売り込みはしません。

初回相談(無料)を予約する 他の活用事例を見る