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アルバイトがすぐ辞めてしまう…|「辞めた人のメモ」から共通の引き金を見つける方法

せっかく採用して教えたのに、2〜3か月で辞めてしまう。また募集からやり直し——飲食店で繰り返されがちな消耗です。「最近の子は続かない」で終わらせずに、辞めた人の記録を無料AIで並べ直し、共通する引き金を1つだけ見つける方法をご紹介します。

こんな状態、ありませんか?

人が辞めるたびに募集をかけ、面接し、また一から教える。1人を独り立ちさせるのに何十時間もかけているのに、その手間は表に出てこないので「また辞めたか」で終わってしまう。辞めた理由も「学業が忙しくて」「家庭の都合で」と当たり障りのない言葉で聞いているだけなので、次に何を直せばいいのかが分かりません。結果、採用だけを繰り返し、現場はいつも新人だらけになります。

こう変わります

「シフト希望が通らない時期に辞めている」「入って3週目に一人で回させたときに辞めている」というように、辞める引き金がひとつの言葉で説明できる状態になります。直す場所が1か所に絞れるので、時給や制度をいじらなくても手を打てます。募集と教育にかけていた時間もそのぶん減り、現場に慣れた人が残るようになります。

やり方(無料AI(ChatGPT / Claude / Gemini など))

  1. ここ1〜2年で辞めた人について、思い出せる範囲で箇条書きにします(例:入って3か月・高校生・週2希望→テスト明けから来なくなった/入って2か月・フリーター・夕方ピーク担当→レジで詰まって以来ふさぎ込んでいた…)。氏名は書かず「Aさん」「Bさん」にしてください。5〜6人分あれば十分です。目安は15分。
  2. 無料AIに貼り付けて指示します:「飲食店の店長です。次は辞めたアルバイトの記録です。(1)辞めた理由を種類ごとに分類し (2)複数人に共通して浮かぶ『辞める引き金』を上位3つ (3)それぞれについて、お金をかけずに今週から試せる打ち手、を出してください。決めつけず、根拠になった記録の番号も添えてください。===(ここに箇条書きを貼る)」
  3. 出てきた引き金のうち、いちばん人数が多いもの1つだけを選んで手を打ちます(例:3週目の一人立ちが早すぎる→最初の1か月は必ず2人体制にする)。3か月後にもう一度同じ手順を回し、その引き金が減ったかを確認します。一度に全部直そうとしないのがコツです。

記録に氏名・学校名・連絡先は書かないでください。「Aさん・高校生・入って3か月」程度の粒度で十分に分析できます。辞めた人を悪く書かないことも大事です。目的は原因さがしであって、犯人さがしではありません。

数字でイメージ

たとえば1人のアルバイトを採用して独り立ちさせるまでに、募集・面接・教育で合わせて20時間かかっているとします。年に4人辞めれば80時間、まるまる2週間分の労働時間が採用のやり直しに消えている計算です。引き金を1つ潰して離職が年4人から2人に減れば、それだけで40時間が現場に戻ってきます。時給を上げるより先に手をつける価値があるのは、この“見えない時間”のほうです。

ありがちな失敗・注意点

  • 「最近の若い子は続かない」で片づけると、記録が集まらず何も見えません。分析の材料は、辞めた人ごとの“いつ・どの場面で”というメモです。ここだけは面倒でも書き出してください。
  • AIが出した引き金を鵜呑みにしないこと。あくまで「記録から読める仮説」です。心当たりのあるものを1つ選び、現場で試して確かめる前提で使いましょう。
  • 打ち手を一度に3つも4つも入れると、何が効いたのか分からなくなります。1つ試して3か月見る、を繰り返すほうが結果的に早く進みます。

もう一歩:さらに深掘りするAIプロンプト

慣れてきたら、次のように聞くと一歩踏み込めます。

次は当店を辞めたアルバイトの記録です。(1)辞めた理由を種類ごとに分類してください。(2)複数人に共通する『辞める引き金』を上位3つ、根拠になった記録の番号つきで挙げてください。(3)それぞれについて、費用をかけずに今週から試せる打ち手を1つずつ提案してください。(4)最後に、3か月後に効果を確かめるために何を数えておけばよいかを教えてください。===(ここに記録を貼る)

まとめ

辞める理由は、店ごとにだいたい同じところに偏ります。まずは5〜6人分を書き出して、引き金を1つ見つけるところから始めてみてください。

よくある質問

辞めた人が2〜3人しかいません。それでも分析できますか?

できます。人数が少ないぶん「傾向」とまでは言えませんが、辞めた場面を書き出すこと自体に意味があります。2人とも同じ時期・同じ業務で辞めていれば、それは十分に手を打つ理由になります。人数が増えたら同じ手順をもう一度回して、仮説を上書きしてください。

本当の退職理由は、本人が言わないのではないでしょうか?

そのとおりで、聞き取った言葉をそのまま集めても本音は出てきません。この手順で書き出すのは、本人の言葉ではなく「いつ・どの場面で・どんな様子だったか」という店側から見えた事実です。事実を並べたほうが、本音の理由に近いパターンが浮かびます。

引き金が分かっても、人手が足りなくて対策する余裕がありません。

余裕がないからこそ、効く1点に絞る意味があります。たとえば「最初の1か月は2人体制」は一見負担が増えますが、辞められて採用と教育をやり直す時間のほうが大きいことがほとんどです。打ち手を選ぶときは、かかる時間と、辞められたときに失う時間を並べて比べてみてください。

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