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飲食店の「15時〜17時が暇すぎる」を変える|空いた時間の使い道を決める3ステップ

ランチが終わると客足がぱたりと止まり、スタッフも自分も手持ち無沙汰。かといって閉めるわけにもいかない。その2時間、どう使うかを決めていないだけかもしれません。

こんな状態、ありませんか?

ランチのあとの2〜3時間、お客さんが1〜2組しか来ない。スタッフを帰すには早く、残ってもらっても仕事がない。なんとなく掃除をして過ごしているが、人件費だけは発生している。

こう変わります

暇な時間が「何をする時間か」決まっている状態になります。仕込みと事務をその2時間に寄せられれば、閉店後の残り作業が減り、ピークの段取りも軽くなります。

やり方(無料AI(ChatGPT/Gemini/Claude)+レジの時間帯別売上)

  1. レジやPOSから、直近2週間の「時間帯別の客数(または売上)」を出します。手書きしかない場合は、1時間ごとに「何組来たか」を1週間メモするだけでも十分です。
  2. AIに貼り付けます:「飲食店の時間帯別の客数データです。①忙しい時間帯と暇な時間帯を分けてください。②暇な時間帯にできる準備作業(仕込み・清掃・発注・事務)を、ピークを軽くする効果が大きい順に挙げてください。③その時間帯にお客さんを呼べる施策を、費用をかけない順に挙げてください。」+データを貼る。
  3. 出てきた案から「毎日その時間にやること」を3つだけ決め、紙に書いて厨房に貼ります。増やすのは1か月やってからにします。

暇な時間にやることを決めるときは、必ず「終わったら何時に上がってよいか」もセットで決めます。作業だけ増えて拘束時間が伸びると、スタッフの不満につながります。

数字でイメージ

例えば、11:30〜14:00に1日45組、18:00〜21:00に30組、その間の14:00〜17:00は合計4組というお店を考えます。谷の3時間で発生する人件費が2人×3時間×1,150円=6,900円。ここに「翌日のランチ仕込み」「週2回の発注」「口コミ返信」を割り当てると、これまで閉店後に1時間かけていた作業が谷の時間に収まり、閉店後の残業が1人1時間ぶん減ります。さらに谷の時間だけドリンク+軽食のセットを用意して近隣のオフィス向けに案内すると、4組が8組になるだけでも1日あたりの売上が数千円上乗せされます。どちらか片方ではなく、「谷を埋める」と「山の準備」を同時に置けるのが、この時間帯の強みです。

ありがちな失敗・注意点

  • 暇な時間を「何もしない時間」のまま人件費だけ払い続けるのがいちばんもったいない使い方です。逆に、谷の時間を全部カットしてスタッフを帰すと、ピーク前の仕込みが間に合わず、結局ピークが重くなることがあります。まず作業を割り当ててから、それでも余る時間だけシフトを調整してください。
  • 時間帯別のデータを取らずに「だいたい15時ごろが暇」という感覚だけで決めると、実は14時台にまだ客足が残っていた、ということが起こります。2週間分でよいので数字で見てから割り当ててください。
  • 谷の時間に集客する施策として安易な割引を始めると、ピークに来ていたお客さんが安い時間帯に移動するだけで、売上が減ることがあります。割引ではなく「その時間にしかない使い道(作業できる席・打ち合わせ利用・子連れ歓迎など)」を打ち出すほうが安全です。

もう一歩:さらに深掘りするAIプロンプト

慣れてきたら、次のように聞くと一歩踏み込めます。

添付は飲食店の直近2週間の時間帯別客数(または売上)のデータです。次の4点を表で出してください。①1時間ごとの平均客数と、ピーク帯・閑散帯の区分。②閑散帯に発生している概算の人件費(スタッフ2人・時給1,150円と仮定してよい。前提は明記)。③閑散帯に移せる準備作業の候補を、ピーク帯を軽くする効果が大きい順に。④閑散帯に来店を促す施策を、割引以外の案を優先して費用ゼロ→数千円の順に。実行するなら最初の1か月で何を3つだけ試すかの推奨も付けてください。

まとめ

暇な時間は、なくすものではなく使い道を決めるもの。谷を埋めるか、山の準備に充てるか。この2択に仕分けるだけで、同じ2時間の意味が変わります。

よくある質問

暇な時間はいっそ休憩(中休み)にして店を閉めたほうが得ではないですか?

客数が本当にゼロに近く、その時間に回せる作業もないなら中休みは有効な選択です。ただし閉めると決める前に、閉店後や早朝にやっている作業がその時間に移せないかを確認してください。移せるなら、中休みにするより「作業時間として開けておく」ほうが総拘束時間は短くなります。また一度中休みにすると、その時間に来ていた少数の常連が離れて戻りにくい点も考えておくとよいです。

POSがなく時間帯別の数字が出せません。どうすればいいですか?

伝票の控えに書かれた時刻を1週間ぶん数えるだけで十分です。それも難しければ、1時間ごとにレジ横の紙に「正」の字で組数を書く方法で構いません。AIに渡すときは「11時台3組、12時台12組…」と文章で並べるだけで読み取ってくれます。精度よりも、感覚ではなく数で見ることのほうが大事です。

スタッフに「暇な時間にやること」を増やすと嫌がられませんか?

作業を足すのではなく、閉店後や早朝にやっていた作業を移す、という説明のしかたをすると受け止められ方が変わります。実際に閉店後の作業が減って上がる時刻が早くなるなら、それはスタッフにとっての改善でもあります。決めた3つを紙に書いて貼り、終わったら上がってよい時刻も一緒に示しておくと、増えたのではなく移しただけだと伝わりやすくなります。

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